ドイツワイン豆知識


ワインについて何の知識も無くドイツ旅行に行きましたが、行く先々でとても美味しいワインに沢山出会いました。
しかしワインに付いての知識が無かった為、ただ飲むだけでした。
もし多少なりともワインについての知識が有れば、数倍の楽しみを味わえたと思い、日本に戻ってきてから色々調べて見ました。

1.地方毎に「ビン」に特徴が有る。

  a)ライン産・・・・褐色のビン
  b)モーゼル産・・・すらりとした緑色のビン
  c)フランケン産・・ボックスボイテルとよばれるユニークな革袋の形のビン

2.ワインのランク(ブドウの成熟度によって品質等級が分かれる)

 ランク1:Tafelwein(ターフェルヴァイン)
    ・・・料がドイツ国産ブドウのワイン。実際に飲む機会はあまりない。
      時々、店で売られてるのを見るので一度は味わってみるのもいい。
      エクスレ度44〜50。

 ランク2:LAND WEIN(ランドヴァイン) 
    ・・・般に言う地酒。原則的にハルプトロッケン(半辛口)か
       トロッケン(辛口)に仕立てなければならないのと最低エクスレ度が
       ターフェルのよりも3度以上高くなければならない。
       エクスレ度47〜55。

 ランク3:Qualitatswein bestimmer Anbaugebiete
       (クヴァリテーツワイン・ベシュティムター・アンバウゲビーテ)
    ・・・よく熟成されたブドウを用いたワンランク上のワイン
       エクスレ度50〜72。

 ランク4:Qualitatswein mit Pradikat
       (クヴァリテーツヴァイン・ミット・プレディカート)
    ・・・さらに高級なワイン(肩書き付きワイン)6つのタイプに分かれる
       このクラスのワインには全て補糖は許されてない本当の意味での天然の味。

   ●Kabinett(カビネット) 
      Q.m.P中で最も糖度が低い。収穫時期9月〜10月の平常時期。
      エクスレ度65〜85、主に辛口〜やや甘口に仕上げられる。

   ●Spatlese(シュペートレーゼ) 
      収穫時期から1週間ほど遅らせたもの。「Spatlese」は「遅摘み」の意味。
      エクスレ度76〜95、やや甘口であるが辛口仕立てもある。

   ●Auslese(アウスレーゼ) 
      完熟した房を選んで摘み取られたもの。「Auslese」は「選び」の意味。
      エクスレ度83〜105、甘口。香りは高くやや蜜の香りがする。
      飲み口はまろやかで、甘みもしっかりしている。

   ●Beerenauslese(ベーレンアウスレーゼ) 
      貴腐菌のついた粒も交じらせ、超完熟の粒を厳選し、
      つくられたもの。「Beeren」は「完熟した」の意味。
      必ずしも貴腐ワインでなくても良いらしいです。
      価格はやや高価になるが、十分な甘さ。
      ここらで蜂蜜のような香りが楽しめます。
      エクスレ度110〜128。

   ●Eiswein(アイスヴァイン) 
      11月末〜翌年1月頃まで収穫を伸ばし氷結した粒を収穫します。
      天候まかせなので必ずしも毎年とれる訳ではない貴重なワイン。
      エクスレ度110〜128の極甘口、蜂蜜の様な色と香りをもつ純粋な味。
      ベーレンアウスレーゼ又は、トロッケンベーレンアウスレーゼと同格。
      生産者のリスクを背負って造られる為、非常に高価。
      ぶどう農園の人たちに感謝し、心して飲むべし。

   ●Trockenbeerenauslese(トロッケンベーレンアウスレーゼ) 
      良い気候条件のもとで完熟したぶどう粒に貴腐菌が
      付着し、水分を奪われ糖度が凝縮されたもの。
      エクスレ度150〜154、極甘口で褐色。
      こちらも狙って出来るものではないので高価。
      世界三大貴腐ワインのひとつ。

 ※エクスレ度・・・ドイツ人のエクスレ氏が発明した果汁比重計による糖度の単位。
          ここでは一応目安に各々の最低エクスレ度をあげておきました。

3.味

  辛口・・・Trocken
  中辛・・・Halbtrocken
  甘口・・・Suss



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